山ヤから見た山ガールは [旅行]

私自身も山ヤなので大した事は言えませんが、山ガール本当に流行ってるんですね。
モンベルや好日山荘とかに行っても若い女性向け商品の種類がかなり増えております。
数年前には年配の方々を良く見たのですが、今は若い女性を良く見ます。

ですが、
何かのニュースで見たのですが、気合を入れて山ガールファッションしたらしく
報道「決まってますね」
山ガール「はい!お金かけました!」
報道「合計幾らくらいですか?」
山ガール「7万くらいかけてます!」

え??
それって7万もかけたって事??

報道している方も当の山ガールもどうやら全然解って無いみたいです・・・・・
登山の装備を一様に揃えて7万てのは、最低ランクを使っています、って言ってるのと同じ。
高尾山やそれに近い低山を3シーズンだけ行くのならファッション性優先でそんなもんでしょう。
夏の富士山も装備を多少増やし体力があれば登れると思います。
富士山は標高が高いだけで極端に言うと晴れてれば技術も装備も食料も不要、そういう山です。
ですが、それ以上の山になるとその金額で一通りの装備を揃えるには無理があります。
最低限の技術も必要になります。
山ヤとしては登山人口が増える事自体はうれしいですが、天候や山の状態を甘く見て知識と経験も無く安易な気持ちで登るのだけは決してしてほしくありません。
山岳救助隊や山小屋、他の登山者に迷惑なだけです。

例えば六甲山。
3シーズンの日帰り登山では大した装備無しで大丈夫ですが、冬に登るとなると冬装備が必要です。
逆に言うと冬装備無しに行くとかなり危険と言う事です。
勿論冬山の経験も必要です。

例えば夏の槍ヶ岳。
昼間晴れていれば直射日光がガンガンに当たり30度を超えます。
逆に夜は一気に下がり0~5度程度、体感温度は軽く氷点下になります。

山に登るというのはそういう場所に行くという事です。
山ガールを否定している訳ではありませんが、見た目だけを優先するのは危険です。
山用品が高額なのは普段着とは桁の違う耐久性と機能性を持っているからです。
安易な気持ちと装備で行くとかなり危険なのを理解して欲しいです。
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